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なにかと話題満載の映画「THE FIRST SLAM DUNK」が公開されました。
原作は、1990年代に集英社「週刊少年ジャンプ」で一世風靡した漫画家井上雄彦さんで、1億2000万部を売り上げたあの『スラムダンク』です。今回の監督・脚本も井上雄彦さんが手がけています。
原作が終了し、すでに20周年を迎えているのですが、バスケファンからは『スラムダンク』を見てバスケを始めたという生徒が多く、根強いファンが多いことでも有名です。
そんな人気漫画作品ですが、今の若い世代にも影響するようなとんでもない内容が公開されています。
■観る前に押さえておきたい映画のポイント
映画「THE FIRST SLAM DUNK」にはいくつかのポイントがあります。
まず、1996年まで放送されたアニメ版は原作を描き切ることなく最終回を迎えたこと。
本来は原作を読むとネタバレがわかるのですが、今回は原作には書かれていません。また、事前情報が公開されず、分かっていたのは、スタッフやキャストのみでした。
あらすじ等はほとんど明かされない状態で映画が公開されました。まさに、公開前は、謎だらけだったということになります。
そんな中、バスケットボールファンが待ちに待った映画「THE FIRST SLAM DUNK」が公開されました。
■ファンの予想は当たったが…
ファンの予想では、どんな場面、つまりどの試合がピックアップされるのかと話題になりました。
場合によっては、完全オリジナルストーリーになるのではないかという声も上がりましたが、ファンの間では、このことについて否定派が多く、山王戦を描いたものになるのではないかと予想されていました。
そして、主人公は、桜木花道ではない!といったことも予想していたようです。
そんな予想の中、どんな結論になったかといいますと、ファンの予想は概ね的中したと言えます。
しかし、まさかの展開に度肝を抜かれてしまいました。
その驚きの展開は、ポイント2点です。
まず、試合が山王戦だったことはある意味予想が当たったのですが、未だアニメ版はなく、これまで観ることができなかったためにファンからは悲鳴が上がっており、ある意味「因縁の山王戦」となりました。20年以上経った今でもその熱は冷めていなかったようです。とても感慨深いという点がまず1点目。
そして2点目は、漫画『SLAM DUNK』本編では描かれなかったリョータの過去、湘北高校バスケ部員たちの過去が描かれた作品だということ。描かれていなかったという点で「新ストーリー」となり、リョータの過去をさらにクローズアップさせた展開が希少性にあたるということになります。
このプラスαの展開には、『SLAM DUNK』ファンから驚きの声が多く挙がっているようです。
■井上雄彦の新たな視点
今回の映画「THE FIRST SLAM DUNK」には井上雄彦監督の独特の仕掛けがあります。
まず、対戦相手がこれまで映像化に至らなかった山王工業ということ。
湘北高等学校は、優勝常連校の王者・山王工業高校と、インターハイ第2回戦で劇的な試合を繰り広げるのですが、このエピソードはアニメ化されずに終わってしまいました。
つまり、待ち続けてきた場面がついに映像化されたということです。これにはもちろん衝撃を受けた方も多いようでしたが、感動というひと言では言い表せない場面でもあったようです。
ちなみにこのシーンの演出は鳥肌もので、多くのファンんが涙した場面でもあります。一見の価値アリです!
次に、原作漫画やアニメ版とも違う点についてです。
大きく違うのは一人のプレーヤーを深堀りしている点です。今回、宮城リョータの視点でストーリーが展開されていきますので、主人公は宮城リョータになります。
ところで、なぜ宮城リョータなのでしょうか?
■なぜ宮城リョータ?
映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主人公は宮城リョータです。リョータを描くことに決めた理由を井上監督はこう述べています。
・新しい視点でやりたかった
・宮城リョータは連載中に、もっと描きたいキャラクターだった
とのことです。監督の思入れの人物ということですね。漫画やアニメでは描けなかった宮城リョータの過去と現在を中心に描かれる、湘北対山王工業戦をしよう、ということになったそうです。
■衝撃のストーリー
映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、宮城リョータのストーリーになりますが、これはこれで悲しい物語になっています。
注目の題材は「兄の死」。
兄が友達と遊んだ海から帰宅しなかったというストーリーです。人間の死を扱うのは、観ていて悲しくなりますね…。
兄を通じて家族それぞれに確執があり、長い間囚われ続けるトラウマを持ったまま生活を送っていくことになります。
兄ソータは将来を有望視されたバスケット選手でした。
リョータは兄と比較されることも多く、母に対しても申し訳ないという気持ちがあったようです。
この映画は親子の繊細な心的描写も描かれており、最後に涙しなかったお客はいないのではないかという程の結末が待っています。
■感動の結末とは?
リョータは全国大会前に母へ一通の手紙を書いていました。内容は、「ソータを思い出すバスケを、辞めさせず続けさせてくれてありがとう。明日ソータの夢見た場所に俺が立ちます」と。
実は、この試合ですが、母は観に来ていました。リョータの見えない場所でこっそりと応援していました。
全国大会が終わり、リョータが帰宅した場面で、母は声をかけました。
みなさん想像してください。
この言葉をかけられて、どんな感情になるでしょうか?
「おかえり」
6 名無しさん@恐縮です :2023/01/28(土) 20:56:10.31 ID:FFaq1nhh0.net
たしかに良くできた映画
初めて同じ映画3回観た
初めて同じ映画3回観た